坂道ファン好きの日本の道100選を歩く
生駒山(いこまやま・いこまさん)
今日も日差しが強いなか歩いてきました。歩いてきたのは生駒山。標高642m、大阪と奈良の境にある山です。私も含めて、ハイカーの多い比較的低い山ですが、トレイルランをされている人もいっぱいおられ関西では人気のある山です。山を歩くだけでもきついのに、トレイルランニングされている人とよくすれ違うのですが、いくら低山でなだらかな道が多いとはいえ、(急なところもあります)この山道を走っていけるなぁと感心します。
暗峠(くらがりとうげ)
今日は山頂を目指すのではなく、暗峠越えをしました。といっても、山頂近くまでアップダウンをくりかえしながらの山道を歩きます。私からしたら山頂に行って戻るほうが体力的には楽に感じます。その暗峠(くらがりとうげ)は、最後国道308号線をくだって終了となります。
松尾芭蕉も奈良から大阪にむかう途中でこの暗峠を通ったのだとか言われています。「菊の香に くらがり越ゆる 節句かな」この句にも「くらがり」と、詠まれています。松尾芭蕉もこの道で疲労がピークになったのだろうか・・・。
この308号線が普通の国道じゃないんです。急な傾斜と狭い道幅で、「酷道」と呼ばれているそうです。よくテレビでもとりあげられています。奈良と大阪を結ぶ最短ルートとして使われてきた生駒山を越える街道なので確かに急勾配でした。ゆっくり歩いてても足にきます。ここは車も通れますが、37%の急勾配なのでエンジンブレーキを最大限にきかさないとダメですね。日曜日だからかわかりませんが、あまり車は通ってませんでした。それも小型か軽自動車でした。
暗峠頂上付近
暗峠の頂上からくだった景色です。のどかです。
さらにくだっていくと、うどん屋さんをみつけました。
手打ちうどん風舞
暗峠からさらに下ったところにあります。棚田が広がる景色をみながら古民家で讃岐うどんがいただけます。座敷机と奥にテーブルがふたつあります。ゆっくりできます。11時から営業ですが、麺がなくなったら終了します。(月曜日が定休日*祝日の場合は火曜日)
食べたのは
●かき揚げ冷やしうどん(固めの手打ちうどんでした)
●おにぎりにお漬物(ふたつですがすごく小さい。普通の1つ弱の分量です。塩っからかったです)
「峠の茶屋すえひろ」
ちなみに、暗峠に来られる人はテレビでもよく紹介されているお店です。野菜カレーが有名です。個人的には珈琲が美味しいです。この店(建物)の外の縁にテーブルがあり、みなさん食事されています。暗峠をでたらすぐにみえる峠の茶屋。こちらの頂上にあるお店を利用されます。
今日も私のうだうだにお付き合いいただきありがとうございました。