パワースポットで開運を導いてもらえる能勢妙見山を散策
能勢妙見山(のせみょうけんさん)
能勢妙見山は、大阪の北端にある標高660mの山です。大阪から車や電車で約1時間ほどで行けます。山頂には、妙見宮があり、ここは開運祈願のお寺です。私はパワースポット好きですが、今回は開運パワースポットとは知らずに来ました。
「妙見さん」とは北斗星・北極星を神とした妙見菩薩のことです。いつも北を指し示す北極星は昔から旅人の案内人として仰ぎ見られていたことから、人生を良い方向に導いてくれると信仰され開運の守護神とされています。また運命を切り拓いてくださるということで、勝敗を決める場でも深く信仰されてきました。
妙見菩薩の「妙」という字には美しいという意味が含まれています。妙なる姿、つまり美しい姿ということで芸能界からの信仰もあります。
妙見さん
「妙見宮」の参道には鳥居があるのですが、「神仏習合」の名残であって日蓮宗の仏教寺院の「お寺」です。鳥居は、聖域と俗界を隔てているのですね。
参道は続きますが、ゆるい傾斜なので老若男女問わず歩けます。
右にそれて上がっていくと妙見山の一等三角点があります。そこには行きました。でも写真は撮りませんでした。あまりにも・・・。気を取り直して、もとのこちらの石の階段をあがります。
この石畳の階段の登ると、巨大な建物があります。
「星嶺」という信徒会館で、一般参詣の人は入館できませんが毎月15日の月例法要や毎月第三日曜日の特別行事には入れるそうです。
この「星嶺」の前が広い展望台です。
大阪平野と兵庫県下を一望できるところです。関西空港も見えます。
ここが「山門」です。
山門から入って下ると七つのお堂があり、それぞれに七つの鐘があります。
七つのお堂の鐘をすべて鳴らしてお詣りすると運命の人へと導いてもらえるそうです。
そこには、「結縁の証」というカードとスタンプが置いてあって、七つともスタンプを押して寺務所に持っていくと“鳴鐘の証”と“七つの鐘の御朱印”がもらえるようです。御朱印は有料 です。
私は初めこのカードの存在に気づきませんでした。各お堂も近いので戻って鳴らしてスタンプを押すことはできます。でも、暑さでバテていたので、またいちから戻っていく元気はありませんでした。いや?私のめんどくさがり屋の性格がでたかな?
それより、こちらに「ご神水」があります。
芸能の神様なので、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作者の近松門左衛門さんも妙見信仰を持っておられます。その四代目中村歌右衛門が願主となって150年前に建てられた浄水堂です。
地下200mから汲み上げた冷たい天然水です。ひとり2ℓまで持ち帰れます。
本堂の参道からの眺め。里山の風景になんだかほっと落ち着きました。
妙見山には、ケーブルの山上駅にバーベキューもできる「妙見の森」があります。
カルビ・ハラミセット1900円~能勢黒牛ロース・バラセット3000円まであります(入場料・炭・タレ・紙皿・お箸も含む)。セットを注文しないと入場料大人500円・子供250円かかります。おにぎりもいいけど、たまには材料も担がずにバーベキューも体力的にも負担なくて楽しむのもいいなあと思いました。
今日もお読みいただいてありがとうございました。