京都で梅を観賞。城南宮のしだれ梅と椿まつり2019
城南宮
京都の南部にある「方除の大社」として仰がれている城南宮の神苑に梅を見に行ってきました。方除とは、方位の障りや家相の心配がないように祈願することです。また、四方・四角の八方向に加えて、上下合わせた十方向を守ってくださる十方円満のご利益もあるそうです。
アクセスは京都駅から地下鉄・徒歩で30分弱で行ける神社です。近くにバス停もあり、交通の便がいいです。京都市内ではありますが、外国人観光客は少ないので、ちょっとした穴場スポットでした。梅の時期なので、たくさんの人で賑わっていましたが、北野天満宮とかと比べてたらそんなことないと思います。
私は花にはそんなに興味はないのですが、写真をカシャカシャと撮るのが好きなので、今回は梅がきれいに咲いているということもあって行って来ました。
神苑 源氏物語花の庭
城南宮の神苑「楽水苑」は四季折々の草花を楽しむことができる庭園です。ここでは『源氏物語』に描かれる花や木々が多くあり、「源氏物語花の庭」として親しまれています。
城南鳥居
この左側の列に並んでお庭に入ります。お昼前の時間、ここまで来るのにもうすでに10分ほど並んでました。本殿の参拝にはすぐに行けます(右側)。鳥居をくぐった右側に小さい1本の梅の木がありました。そこで写真撮るだけなら無料です
30分ほどでようやくお庭に入れましたが、行列のまま進んで行きます。入口付近の神苑。春の山を過ぎると個人のペースで観ていけました。
しだれ梅
初めてしだれ梅を見ました。ほんとにしだれています。
梅が満開
満開と言えば、桜のイメージがわくけれど、梅の花の満開は想像できていなかったので、驚きました。
梅の花のイメージは、赤色・紅色一色だったのですが、春って感じのピンク色。
花心のない私はこの白い梅が桜に見えてしまいます。
この白い梅の下にはフキノトウが・・・。きれいと思うよりフキノトウの天麩羅が食べたくなりました。天ざるで。
しだれ梅がカーテンみたいになっています。
椿
神苑の側面にはいろんな種類の椿が咲いています。こちらは、「曙」です。うすいピンク色でした。和菓子が食べたくなりました。あっ、鳥居付近で椿餅が売ってましたが、売り切れてました。まだ11時だったのに・・・入荷時間未定なのであきらめました。
「紅侘助」です。他にも色んな椿の種類がありました。
落ち椿
落ちている椿がこんなに存在感があるなんて。椿の花は苔のお庭でふたたび息を吹き返して美しく咲いていました。
落ち椿って幻想的。花が散っているのに儚さを感じさせません
平安の庭
こちらはもみじのお庭で11月中旬頃から色づき始めるそうです。11月25日から12月12日までもみじを観ながら神苑拝観料+抹茶拝腹料300円でお抹茶とお菓子を頂けるそうです。混んでない時に行ける機会があれば来たいなぁ・・・。
室町の庭
錦鯉が優雅に泳いでいました。
天満宮さんの梅
梅の花と言えばこういう花だと思ってました。私の頭には梅の花はこの1種類しか頭にありませんでした。ほかの事もそう、普段私は自分のものさしでしか測っていないので、判断材料も少ないし柔軟な対応ができてないなぁなんて思ってしまいました。
梅の花は地味に感じていたけれど、このような梅の花もあると知りました。「梅の花」という言葉からは、咲き誇るしだれ梅も頭に浮かんできます。百聞は一見に如かずです。ほんのちいさなことですが、知らないことを知って頭のなかが新しく書き換えられるってちょっと嬉しい。
今は花に興味がない私でも、梅の花が咲いているお庭を歩いみると、いつしか時間を忘れて夢中で観ていましたランチの時間だったのに・・・。そして帰る頃には、不思議とおだやかな気持ちになっていることに気づきました。私はもともと花より団子なので、お花見は退屈するけれど、今年は桜を見に行くのが目的でお花見みに行きたいと思いました。
お読みいただいてありがとうございました。